2015年10月22日 在宅歯科医療における歯科医師会と介護保険関係事業者連絡協議会

平成27年10月22日(木)午後1:30より市民プラザにて、歯科医師、歯科衛生士ケアマネージャー、介護士、豊川市在宅医療関係職員等約100名出席のもと「在宅歯科医療における歯科医師会と介護保険関係事業者連絡協議会」が開催されました。

大谷和生理事の開会の辞、川島会長の挨拶に続いてまず最初に、鈴木邦治先生による講演が行われました。演題は“「その人らしく生きる」を支えるために歯科から出来る事”として、これからさらに社会的問題でなるであろう寝たきりにになってしまった高齢者の方々に対して我々歯科医師に何が出来るかという事を分かりやすく説明していただきました。

在宅歯科診療で行う義歯の作成・修理、口腔ケア、虫歯の治療や炎症の除去をスライドを使って伝授していただき、歯科治療と全身疾患の関係、口腔乾燥についての留意点、義歯によるQOLの向上、誤嚥性肺炎の防止法等様々な角度から丁寧に教えて頂きました。

次に歯科医療センター歯科衛生士:榊原裕子先生に「歯科の口腔ケアと実践」というテーマでお話を頂きました。歯ブラシによるブラッシング、専門家によるクリーニングによって口腔環境を整えることにより、最後の最後までお口から食事が摂れ、おしゃべりが出来る、質の高い生活が出来る様にお手伝いすることが我々の使命だとおっしゃっていました。

それには多職種:医師、看護師、歯科医師、歯科衛生士、ケアマネージャー、言語聴覚士、理学療法士、介護士そしてご家族の方々がチーム一丸となって行うことが必要不可欠だと力説されました。私自身も一人で全部を背負うのは無理があると痛感致しました。

その後、グループに分かれ実際現場で何が起こっていて、何が問題で、どうすれば改善できるのかを様々な立場から話し合い、有意義な顔の見える関係作りが出来ました。

企画・運営に携わっていただいた在宅歯科診療委員会の先生方お疲れ様でした。又、お忙し中、出席していただいた関係者の皆様方ありがとうございます。次回も楽しみにしています。

 

佐藤知子

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